凸版印刷の電子チラシサービス事業をマピオンが継承して新会社設立B2C領域のIT市場に本格参入

凸版印刷は、B2C領域のデジタルメディア事業に特化した新会社を設立する。

» 2019年03月28日 20時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 凸版印刷は、印刷など既存事業とデジタルの融合を進めるトッパン・デジタルトランスフォーメーション(以下 T-DX)戦略を拡大し、B2C領域のデジタルメディア事業に特化した新会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)を立ち上げ、2019年4月1日より事業を開始する。

 新会社の母体となるのは凸版印刷のグループ会社であり、地図検索サービス「Mapion」を運営するマピオンだ。ここに月間1100万人が利用する凸版印刷の電子チラシサービス「Shufoo!」を事業承継し、電子書籍の「BookLive」や資本提携先の各B2Cメディアサービスを結集する。それぞれのメディア合計で月間3500万人以上の生活者と直接つながることができるようにしつつ、データとコンテンツ、メディア、システムといった資産を活用して収益の拡大を目指す。一方で、その資産を基幹事業にも活用することでグループ全体の成長に貢献したい考えだ。

左から凸版印刷常務執行役員の坂井和則氏とONE COMPATH代表取締役社長CEOの早川 礼氏

何をやる会社なのか

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