一貫した顧客体験を実現するためにはまずデータ、次にそれを使いこなすためのAIの力が必須。Oracleだからできる支援とは。
Oracleは2019年3月19〜21日(現地時間)、米国ラスベガスにて「Oracle Modern Customer Experience 2019」を開催した。マーケティング、セールス、サービス、コマースというCRM関連分野をテーマとする同カンファレンスには、世界30カ国から2000人超の参加者が集まった。本稿では、2つのセッション(B2CマーケティングとB2Bマーケティング)で紹介されたマーケティングプラットフォーム「Oracle Marketing Cloud」のアップデート内容の詳細をお伝えする。
Oracle Marketing Cloud担当シニア・バイスプレジデントのシャシ・セス氏は、マーケターが最も注目すべきキーワードとして「マイクロモーメント」を取り上げた。
これはもともとGoogleが2015年に提唱した考え方だ。人は何かをしたいと思ったとき、目の前にあるスマートフォンやタブレットを手に取り、調べものをしたり、購入したりする。こうした行動に移る瞬間こそがマイクロモーメントだ。
マイクロモーメントが重要なのはB2Cのビジネスだけではない。B2Bでも顧客が何かサポートを必要とする瞬間を逃さず企業が手を差し述べることができれば、両者の間に強固なエンゲージメントが育まれる。
しかし、B2CであれB2Bであれ、マイクロモーメントを把握することは容易ではない。これを実現するには、データに関する以下5つの難しい課題をテクノロジーで解決しなくてはならないとセス氏は訴える。
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