Web接客の「Sprocket」がAIによる自動スコアリング機能搭載、来訪ユーザーのコンバージョン確率を予測将来の行動がリアルタイムで予測可能に

Sprocketは、Web接客でコンバージョン最適化を実現するプラットフォーム「Sprocket」の大幅機能強化を発表した。

» 2018年09月27日 08時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 Sprocketは、Web接客でコンバージョン最適化を実現するプラットフォーム「Sprocket」の大幅機能強化を発表した。具体的にはAI(人工知能)を活用した「オートスコアリング」機能を搭載し、Webサイトに来訪したユーザーのセッション内コンバージョン確率、コンバージョン確率、セッション内離脱確率、再訪確率をユーザーごとにリアルタイムに予測。これらのスコアをセグメント条件に利用することで、ユーザーの感情や思考に踏みこんだ細かいWeb接客ができるようになった。

 また、どのページがコンバージョンに強く影響するかを事前にデータで予測する「コンバージョン影響度分析機能」を開発。これにより、シナリオの効果が最も出やすいページから順次A/Bテストを実施できるとともに、限られた検証リソースをより効果的なテストに使うことができるようにした。

 これらの主だった機能追加に加え、Sprocketの管理画面のユーザーインタフェース(UI)も全面刷新。専門知識不要でマーケティング担当者にも容易に設定できるようになった。

 同社では今後、オートスコアリング機能による予測スコアデータを外部ツールに連携できる機能の提供を予定している。これにより例えば広告配信システムやメール配信ツール、マーケティングオートメーションツールなどと連携することで、よりパーソナライズされた体験をWeb接客以外の領域でも実現することを目指す。

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