Twitter Japanは、月額9900円で毎日10ツイートとプロフィールを広告化できる「オートプロモート」を日本で提供開始した。その特徴を5つのポイントで整理する。
Twitter Japanは2017年12月6日、Twitter広告における新しい商品として、運用不要で月額固定の「オートプロモート」を提供開始したと発表した。
Twitter広告はバナー広告などのディスプレイ型ではなく、基本的には媒体のフォーマットになじんだネイティブ広告に分類できる。表示される広告は、広告主のアカウントが発信するツイート(プロモツイート)またはアカウントそのもの(プロモアカウント)が基本だ(他に、トレンド欄でハッシュタグをプロモートする「プロモトレンド」がある)。コンテンツは、テキスト、画像、動画に加え、ランディングページへのリンクが埋め込まれた「Twitterカード」も使える。
Twitter広告は、普段通りの使い方でツイートがフォロワー以外の人のタイムラインに表示されることため、手軽にリーチを拡大できる強みがある。
Twitterは2017年10月、日本における月間アクティブユーザー(MAU)数が4500万人を超えたと発表した。この数字は広告媒体として今やマスメディアに劣らぬ影響力を発揮することを意味する。
一方で、誰でも手軽に使える広告商品をラインアップすることで、Twitter広告は中堅・中小企業や個人事業主などにも裾野を広げている。今回発表したオートプロモートもその1つだが、その名が示す通り運用が自動化され、より手軽に使いやすくなっているのが特徴といえる。
オートプロモートは広告主にとって、具体的にどのようなメリットがあるのか。5つのポイントに絞って整理してみたい。
オートプロモートは、広告主となる企業などのアカウントにおいて、月額固定料金(9900円)を支払うことで、毎日最初の10通のツイートが自動的に広告となって、あらかじめ指定したターゲットに向けて配信されるものだ。
各ツイートの配信量は反応を見ながら自動的に調整してくれる。ツイート数が極端に少ない場合を除いては、料金分よりも多めに配信してくれるということだ。
キャンペーンの内容やターゲットなどを設定してすぐに始めれるのがTwitter広告の特徴だが、オートプロモートでは、この設定を初回に決めてしまえば、あとは運用の手間をかけることなく、ツイートとプロフィールを定常的に宣伝できる。
広告主はターゲットとなる人に興味を持ってもらえるようにツイートの内容を工夫することに注力すればいいのだ。
支払いはクレジットカードを使用。契約期間の縛りがないため、1カ月単位で利用できる(ただし、月途中に解約した場合に日割りで返金されることはない)。セルフサーブ型なので、広告代理店に支払う手数料も不要だ。
アカウントの運用方針によっては、毎日のツイートの中に必ずしも広告に向かないコンテンツを発信する必要もあるかもしれない。オートプロモートはオン/オフの切り替えが簡単にできるため、広告の必要がないときは一時停止するという運用で、10ツイートを最大限有効活用することができる。
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