The Trade DeskはWhite Opsと提携を発表し、広告業界におけるアドフラウド対策のプラットフォームを提供開始した。
DSPを提供するThe Trade Deskは、アドフラウド対策のWhite Opsと提携を発表した。
The Trade Deskのセルフサービス型クラウドベースのプラットフォームは、PC、モバイル、コネクテッドTVなどのデバイス上で、ディスプレイ、動画、オーディオ、ネイティブ、ソーシャルといった広告フォーマット全般にわたってキャンペーンを作成、管理、最適化できる。
White Opsは、悪意あるbotによるアドフラウドやアカウント乗っ取りの脅威など、不正なトラフィックを検知して保護するサービス。ヒューマン・ベリフィケーション・テクノロジー(Human Verification Technology)により、botが実在人物のデバイスの不正利用や個人情報の不正アクセス、人の行動の模倣といった高度なテクノロジーを用いても、White Opsは悪意あるソフトウェアを除去し、不正なインプレッション購入から広告主と広告代理店をリアルタイムで保護することが可能になる。
今回の取り組みの一環として両社は、北米、欧州およびアジアにサーバとデータセンターをコロケーションさせ、入札可能な広告の全インプレッションをリアルタイムでスキャン。「SIVT(悪意のある無効トラフィック)」と呼ばれるbotによるインプレッションをWhite Opsが検知すると、The Trade Deskはこのインプレッションを提供対象から除外する。The Trade Deskは、White Opsを経由して入札されるグローバルレベルの全インプレッションに対して本テクノロジーを適用することを目指す。
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