地震、雷、火事、ネット炎上。不測の事態への対策から学力向上、働き方改革まで、私たちは何をどこまで備えればいいのでしょう。
小中学生がいる家庭では、宿題の進捗(しんちょく)が気になる時期とお察しします。「毎日コツコツやっておけばいいのに」と子どもに小言を言う一方で、先送りの果てに山積みになった仕事のことを考えると頭が痛くなったりしませんか。しますよね。「備えあれば憂いなし」。夏の終わりにこの格言をいま一度胸に刻みたいものです。9月1日は「防災の日」でもありますから(やや強引)。というわけで今回も、調査まとめサイト「調査のチカラ」から、気になる調査データをピックアップしました。
朝日学生新聞社とアルクテラスは、アルクテラスが運営する勉強ノートまとめアプリ「Clear(クリア)」ユーザーである中高生を対象に、SNSを勉強にどう役立てているかを調査しました回答者のうち中学生は42%、高校生は56%、男性が23%、女性が76%です。SNSが勉強に「とても役立っている」と回答した人は37%、「まあまあ役立っている」が52%で、約9割がSNSは勉強に役立っていると答えています。使っているSNSは「Twitter」が41%で最も多く、Google+が30%、LINE Qが24%。Facebookがはわずか3%にとどまりました。そもそもSNSを勉強にどう使うのか。最もよく使う方法として挙がったのが「質問機能を使って分からないことなどを質問している」(31%)、「自分の勉強した記録を残している」(30%)など。最近は志望校や試験の目標、勉強の進度などを記入したり、ノートや文房具などの写真を載せたりする「勉強垢」と呼ばれる勉強専用のアカウントを持って投稿している人は11%。一方、他人の勉強専用アカウントをフォローして閲覧している人は19%)でした。SNSの学習活用というと、試験対策のカンニング目的のようなネガティブなイメージもありますが、つながり合い、励まし合い、学び合うことで、底力を蓄えていってほしいものです。
マイナビでは、「死後、家族に見られたくないのは?」と題したアンケート調査を実施しました。同社が運営するニュースサイト「マイナビニュース」の会員500人を対象に、「(見られたら)困る!」「(見られても)別に大丈夫」の二者択一で聞いています。質問対象となった5項目の中で、「困る!」とした人が最も多かったのは、「プライベートPCのデータ」(40.6%)で、続いて「スマホ・携帯電話のデータ」(40.2%)、「自分の机の引き出しの中」(22.0%)、「ネットショッピングの購入履歴」(17.4%)、「財布の中」(12.8%)となりました。「デジタル終活」なる言葉も聞かれる昨今、予測不能な事態への備えはネットやSNSに関しても抜かりなくしておきたいですね。
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