「拡散力」を加味した中間KPI設計でソーシャルメディアにおける波及効果を可視化する【連載】インターネットマーケティングの次世代KPI 第4回(1/2 ページ)

質的な効果測定指標が可能になった今、マーケターはどのような観点でデジタルPRを捉えていけばいいか。現場の視点から次世代KPIを模索する。

» 2017年06月16日 07時00分 公開
[太田 滋ビルコム]

 前回「表示されている? 見られている? 結局リーチしている?――『質的視点』からの新たな効果指標について」では、PV、UUなどの量的な効果指標のみにとらわれることなく質的な効果指標を視野に入れることの意義を説明しました。

 本連載ではこれまで一貫して、私たちが追求する「脱PV至上主義」を掲げてきました。ペイドメディア(広告)、オウンドメディア(自社運営のWebサイトやFacebookページなど)、アーンドメディア(ソーシャルメディアで第三者が運営するアカウント)のいずれにおいても、製品・サービスの情報発信には必ず目的があります。最終的には売り上げ増加を期待していたとしても、各施策においては「○○を理解してもらう」「○○に共感してシェアしてもらう」などの具体的な目標を中間に設定することになるでしょう。今回は、こういった中間KPIを設計する際の注意点について説明していきたいと思います。

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