ブレインパッドとビズロボジャパンは、データ収集・加工を自動化する「ECオートメーション」を新たに共同開発したと発表した。
ブレインパッドでは、とビズロボジャパンは2016年3月16日、データ収集・加工を自動化する「ECオートメーション」を新たに共同開発したと発表した。
これは、ブレインパッドが提供するProbanceSASのSaaS型マーケティングオートメーションプラットフォーム「Probance One(プロバンス・ワン)」と、人が行う業務の自動化・効率化を実現するロボットオートメーションサービス「ブレインロボ」を組み合わせたソリューション。これにより、ECサイトからMAの運用に必要なデータを取得し、アップロードするという一連の作業をロボットにより自動化することができ、導入企業はECサイトに一切の改変を加えることなくProbance Oneへ毎日必要なデータを自動で蓄積し、運用の負荷が大幅に低減されるという。
マーケティングオートメーションを利用するためには、企業の保有する各種データをMAに適合する形に加工し、連係させる必要があるが、そのためのシステム開発は導入する企業側で行わなければいけないことが多く、その開発に掛かる費用と時間がMA導入の大きな課題となっている。
ECオートメーションは、人力で行わなければならなかったそれらの作業をノーコーディングで自動化。導入企業から貸与されたECサイトの管理アカウントを使用し、ブレインロボが毎日定時にECサイトの管理画面からMAに必要なデータを取得する。そして、取得したデータを適切なデータ形式に加工してProbance Oneにインポートする。
また、ブレインロボはデータ連係だけでなく、人が行っている定型業務を自動化することができるため、今後はECオートメーションの導入により、商品マスタの自動更新、競合調査、その他レポーティング業務といった、ECサイト運用に関わる広範な業務を自動化・効率化することも可能になるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.