GPSをオンにしていなくても、ユーザーの現在地や過去にいた場所を特定できるAdnearのジオフェンシング技術。大江戸温泉物語の事例を元に、スマホ向け広告配信サービスの最前線を紹介する。
「ジオフェンシング」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか。地図上に設けた仮想的なフェンス内に、GPS機能をオンにしたモバイル端末が出入りすると、ユーザーに役立つ情報やサービスが通知される――そんな仕組みを連想する人が多いのでは。
GPS機能がオフの状態であっても、ジオフェンシングを活用した広告配信サービスを提供する企業がある。シンガポールに本社、インドのバンガロールに開発拠点を置く、2012年に設立されたAdnearだ。マイクロアドプラスと2015年1月、戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。
同社の独自の技術を用いたジオフェンシング技術や、具体的な施策事例について、Adnear リージョナル セールスディレクター猪谷久氏、マイクロアドプラス 第1セールスユニット チーフアカウントプランナー角谷佳祐氏、同第2セールスユニット アカウントプランナー 毛利源太氏に話を聞いた。
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