コムスコアにみるビッグデータ活用組織のあり方分析スキル磨くポイント

世界中の人々のオンラインデータを集めて分析レポートを提供するコムスコアは、ビッグデータ分野で圧倒的な存在感を誇っている。テクノロジ/人材/顧客の3つの観点から、同社のビッグデータ分析スキルの優れた点を研究してまとめた。

» 2014年04月08日 15時54分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

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 世界中の人々のデジタル行動データを収集し、その行動特性や広告効果、オーディエンスの特徴などのインサイト解析/提供をしているコムスコア。同社は世界中から毎日20テラバイトのデータを収集、これまで約14ペタバイトのオンラインデータを集めて分析レポートを提供している。そんなコムスコアについて、MITビジネススクール・MIT Sloanの情報システム研究センター(MIT Sloan's Center for Information System Research、以下「CISR」)は、テクノロジ/人材/顧客の3つの観点から、同社のビッグデータ分析スキルがどのように培われたのかを研究している。

 この研究論文を読むには申請が必要だが、2014年3月24日に発表されたMIT Sloanのブログ記事“ComScore: The Art and Science of Big Data, From the Inside”(「コムスコア社:社内から生まれるビッグデータの芸術的手腕と科学」)で、そのポイントを解説している。正しい顧客に、価値あるビッグデータのインサイトを提供するには、1)システム、2)人材育成、3)顧客に対する深い専門知識 ―― という3分野に対する戦略が必要だという。

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