SAS Institute Japanの2014年度ビジネス戦略発表会から、アナリティクス市場における技術トレンドをすくい上げる。拡張性、柔軟性に優れた分散データベース「Hadoop」と、高速なデータ処理が可能なインメモリ・アーキテクチャの採用は大きな流れを作れるか。
SAS Institute Japanの2014年度ビジネス戦略発表会に参加した。「アナリティクスのための情報システム基盤が売り上げのおよそ6割を占める」(代表取締役社長 吉田仁志氏)同社にとって、アナリティクスの重要性を説くことは、同社のビジネス規模拡大に寄与する行動となる。38年連続の増収増益という驚くべき実績(*)は、同社のこれまでの戦略と拡大軌道に乗っているアナリティクス市場との相性のよさを示しており、2014年度も従来通り「アナリティクス」にビジネスの軸足を置きながら、市場および顧客企業の成長を促す施策を展開していく予定とみられる。
2013年度の売上高は30億2000万ドル(対前年比5.2%増)。
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