自社サイトやモバイルアプリにアクセスしたFacebookユーザーと、自社が持つ顧客リストのデータを統合し、より詳細なターゲット広告を表示できる。
Facebookのカスタムオーディエンス機能が1月末にグローバル・ローンチされた。すでに利用していた企業もあるかもしれないが、このカスタムオーディエンスとは、自社サイトやモバイルアプリにアクセスしたFacebookユーザーと、自社が持つメールアドレスなどの顧客リストのデータを統合し、Facebook Exchange(FBX)を通じて、より詳細なターゲット広告を表示するというものだ。特長は、これまで名刺情報などオフラインだけでつながっていたユーザーをFacebook上で発見できるので、これまでのFacebookファンベースを拡大し、詳細なターゲティングが実現できること。またFBXのメディアバイイングパートナーの月額使用料なしでターゲティング広告が打てるというメリットがある。
このカスタムオーディエンスを有効活用するための戦略を、2014年2月7日にSearchEngineWatchに掲載された記事“Facebook Custom Audiences: 7 Strategies Marketers Can Start Using Today”(「Facebookカスタムオーディエンス:今日マーケターが始められる7つの戦略」)で解説している。
カスタムオーディエンスの基本機能は、過去に何のコンバージョンもなかった自社サイトへの訪問経験者をリターゲティングすること。見るだけ見て去っていたユーザーは、欲しい商品・サービスの検討中であるというケースが多いため、再度コール・トゥ・アクションに結び付けられるようなFacebook広告を提示してみると良い。
すでに自社サイトに訪問したことのあるユーザーに対しては、彼らが最後に閲覧していた商品やサービス、行き先などに基づいた広告を提示してみよう。具体的には、カスタムオーディエンスを利用し、特定の製品カテゴリ別に訪問者をセグメント化していく。アクションやコンバージョンにつなげるため、特別価格やインセンティブなどを明示すると効果が高い。
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