2013年は、先進的な企業が先導する形でビッグデータの効果的な活用方法が追求された。米オグルヴィ・ワン・NYのディミトリ・マークス氏にデータサイエンティストの役割、データ活用のための理想的な組織のあり方について聞いた。
(ディミトリ・マークス氏自身が執筆した)「データサイエンティストに学ぶ『分析力』」の中で、マーケティング戦略立案時のポイントを「ターゲティング」「メッセージ」「ロケーション」「予算」「測定」「最適化」の6つに整理していました。これらのポイントはデータ分析を活用することでより効率的に機能し、結果的に、売り上げ増に貢献するマーケティング戦略の立案へとつながると主張されています。しかし、戦略の立案にデータ分析を活用している企業はまだ多くないようです。何が障壁となっているのでしょうか? そして、どうすればそれらの障壁を取り除けるのでしょうか?
戦略の立案にデータ分析を活用しようすると企業にとって、実際にはさまざまな障壁がありますが、その中で最も重要なのが、データ分析を始める際の最初のアプローチの仕方です。「データから始める」ということではなく、まずは「データ分析」を行うことで何を成し遂げたいのか、データを活用することでどう助けられたいのか、といったようなことを考えるのが重要なのです。
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