名作の復刻、60代以上なら旧作DVD1本が毎日無料などの“プレミアエイジ”向けサービスを展開。
カルチュア・コンビニエンス・クラブは9月14日、60代以上のDVDレンタル利用者数が前年同期比で130%以上に拡大したと発表した。
全国1475店舗の「TSUTAYA」および、「蔦屋書店」でDVDレンタルの利用動向を調査した(調査対象期間は2012年8月)。東京・渋谷駅ハチ公口前の「SHIBUYA TSUTAYA」では、前年同期比で60歳以上の利用が全国平均を大きく上回る160%以上となった。平日午前中においては利用者のうち60歳以上が3割を占めた。同社では「DVDをレンタルして映画を楽しむスタイルが60歳以上の方に急拡大している」とする。
同社は団塊世代を中心とする60歳以上を「映画世代」とし、同世代を想定して売り場の品揃えやサービスを強化している。廃盤作品などの中から映画通100人が選んだ作品を復刻する「TSUTAYA 発掘良品」を展開するほか、60代以上の会員を対象に旧作DVD1本を毎日無料にするなどのサービスも行なっている(期間は2012年7月13日〜2012年8月12日)。
「TSUTAYA 発掘良品」は現在、第25弾まで継続しており、新しい復刻作品として名匠キャロル・リード監督の幻のラブストーリー『フォロー・ミー』や、ロベール・アンリコ監督の壮絶な復讐劇『追想』などがラインアップに加わった。
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