Adobeは、Efficient Frontierのソーシャル、検索、ディスプレイにマルチ展開するキャンペーンを最適化できるツールをOmnitureの包括的マーケティングツール「Digital Marketing Suite」に統合する。
米Adobe Systemsは11月30日(現地時間)、ネット広告管理ツールを手掛ける米Efficient Frontierを買収することで合意に達したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。取引は2012年第1四半期(12〜2月期)に完了する見込みだ。
Efficient Frontierは2002年創業のカリフォルニア州サニーベールに拠点を置く非公開企業。広告主に対し、広告の効果計測、分析、入札配分などの操作を管理できるマルチチャンネルの広告購入最適化サービスを提供する。
AdobeはEfficient Frontierのサービスおよび技術を、包括的なマーケティングの解析・最適化ツール「Adobe Digital Marketing Suite」に統合する計画だ。同社は2009年にWeb解析の米Omnitureを買収し、コンテンツの作成からマルチメディア配信、効果測定まで、企業のビジネスを総合的に支援する取り組みを強化してきたという。
Efficient Frontierの技術を統合することで、広告主はFacebookなどへのソーシャル広告や、検索広告、ディスプレイ広告でマルチに展開するキャンペーンの効果を測定し、最適化できるようになるとしている。
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