これまで「Google Boost」と呼んでいたローカルビジネス向け広告サービスを「AdWords Express」と改称し、加入時にGoogle Placesのアカウントを同時に作成できるようにした。
米Googleは7月25日(現地時間)、小規模ビジネス向け広告サービス「Google Boost」を「AdWords Express」と改称し、加入方法を簡易化したと発表した。
同社は2010年10月に、ローカルビジネスが地元の潜在顧客にターゲティングした広告キャンペーンを簡単に実施できるようにする、いわばAdWordsの簡易版としてBoostを米国で立ち上げた。2011年1月にはモバイルに対応し、AndroidやiPhoneでのGoogle検索およびGoogle Maps検索の結果に広告が表示されるようになった。今回の名称改訂の目的は、AdWordsを利用するほどの手間と時間をかけたくないローカルビジネス向けのAdWordsというサービスの性格をより分かりやすくすることだと同社は説明している。
従来はまずGoogle Placesのページを作成してからでないと同サービスのアカウントを作れなかったが、ユーザーはAdWords Expressの設定ページでアカウントとPlacesページの作成を同時にできるようになった。既にPlacesのページを持っている場合は、そのページと関連付けられる。
必要な基本データと月額の広告予算、簡単な企業概要を入力するだけで登録が完了する。後はGoogleがデータに基づいて検索結果に広告を表示し、クリックされた場合のみ料金を徴収する。
Googleはローカルビジネス向けサービスをGoogle Placesに集約しており、4月にはショップの評価機能「Hotpot(おみせメモ)」をGoogle Placeに統合した。
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