「Google AdWordsによる広告ビジネスを展開したいが、勉強が難しく、運用までのハードルが高い」。グーグルは、こんな悩みを抱える担当者を支援する施策「Google オープンビジネスパートナー」を9月30日に開始する。
Google AdWordsを活用したいが、どう使っていいか分からない――。そんなビジネスパーソンや企業の広告担当者を対象に、グーグルが9月30日からオンライン学習プログラムを提供する。
今回発表した「Google オープンビジネスパートナー」は、Adwordsによる広告ビジネスを考える個人や法人向けに、トレーニングプログラムやサポートデスク、関連イベントへの招待や認定資格試験の優待、AdWordsを5000円分試用できるプログラムなどを提供する。登録したユーザーがこれらの情報を閲覧できる専用のポータルサイトを、9月30日に開設する。
対象はWeb制作、Webデザイン、インターネット広告代理店、専門広告代理店、検索エンジンマーケティング(SEM)関連の企業、中小企業診断士など。これらの企業は「取引先にAdWordsを提案したいが、(専門知識を)勉強する時間がない」「実際ビジネスにどんな効果があるか分からず、広告掲載から運用までを一人で担当するにはハードルが高い」(グーグル 佐々木大輔マーケティングマネージャー)という課題を抱えている。
Google オープンビジネスパートナーは、こうしたユーザーがAdWordsの認定資格を取得しやすくする情報を提供する。資格を取得した担当者は「AdWords広告のクリック数だけでなく、誘導した自社サイトでユーザーがどのようなアクションを行ったか」(佐々木氏)を測定するといった高度な使い方もできるようになるという。
グーグルは2010年4月、Google AdWords 認定資格プログラムの提供を開始した。だが「AdWordsの一定の利用実績が必要となるため、対象企業の数が限定的だった」(佐々木氏)。Google オープンビジネスパートナーは、認定資格取得数の底上げを担う施策になる。
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