Sansan 石野真吾氏がMarketo主催アワードで「Marketer of the Year」を受賞【短期集中連載】庭山一郎の米国B2Bマーケティング紀行(1/2 ページ)

庭山一郎氏が相棒であるミミズクの「ノヤン先生」とともに米国へ出張。ITmedia マーケティング特派員として、4月に行われるB2Bマーケティングの2大イベントを現地からレポートする。

» 2017年04月24日 19時00分 公開
[庭山一郎シンフォニーマーケティング]

 2017年4月某日、日本におけるB2Bマーケティングの第一人者として知られる庭山一郎氏が、相棒でありB2Bマーケティング業界の著名ブログ「ノヤン先生のマーケティング講座」の語り部として知られるミミズク(※1)の「ノヤン先生」と共に米国に渡った。

※1. ノヤン先生は、正確にはフクロウ目フクロウ科オオコノハズク。

 今回の目的はMarketoが主催する「Marketo Marketing Nation Summit」およびOracleが主催する「Oracle Modern Marketing Experience」という、業界屈指の大イベントの視察。ITmedia マーケティングでは今回、2人(1人と1羽)による現地レポートの配信を受けることに成功。米国のB2Bの最先端が分かるホットな情報を、4日連続で掲載する。


【2017年4月22日】 時差調整のために1日早く入って、土曜日はサンフランシスコの郊外にあるミュアウッズに行ってきました。レッドウッドと呼ばれるセンテルセコイアの残り少ない原生林で、ウイリアム・ケントが買い取って、スコットランド生まれのナチュラリスト、ジョン・ミュアの名前を贈られました。本当に素晴らしい森です。

庭山一郎氏とノヤン先生。ミュアウッズにて

 朝からの半日を森で過ごして、近くにあるソーサリートという街で友人とランチをしました。サンフランシスコを遙かに眺められる素晴らしい街で、美しいヨットハーバーと、山の斜面に建てられた素晴らしい家が印象的で、米国の富裕層の生活を垣間見ることができました。

ソーサリートにて

 ソーサリートからの帰りはフェリーに乗りました。海からのゴールデンゲートブリッジが見事です。サンフランシスコの町並みはSalesforce Towerの存在感がすごいですね。この会社、Salesforce.comはクラウドを引っ提げてITの利用形態を根本的に変革しただけでなく、サンフランシスコの風景も変えてしまいました。

ゴールデンゲートブリッジ(左)と海から見たサンフランシスコ(右)

 さあ、明日はMarketo Marketing Nation Summitです。

【2017年4月23日】 早朝のユニオンスクエアです。今日から始まるMarketo Marketing Nation Summitの準備がすっかり整っていました。Vista Equity Partnersによる買収を契機に経営陣が一新され、スケールアップした同社の新しい姿が楽しみです。

朝のユニオンスクエア(左)とモスコーニュのサイン(右)

速報:Sansan 石野真吾氏がMarketo「Revvie Award」を受賞

 Sansanの石野真吾氏が、Marketoの「Revvie Awards(※2) Marketer of the Year」を受賞しました。これはMarketoの世界中の顧客やパートナーの中から「Marketo」を最も効果的に活用し、ビジネスの成功に貢献した人に贈られる賞で、石野氏は日本人として初の受賞者となりました。本当に素晴らしい!

※2. Revvie AwardsのRevvieは「Revenue(収益)を上げる人」をイメージしたMarketoの造語。授賞は2017年で6回目。

Sansan マーケティング部エバンジェリストの石野真吾氏

 早速、会場で緊急インタービューを行いました。

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