日本初の位置情報を使ったオーディエンスプラットフォーム「Allspark」が正式サービス開始グローバル規模でサービス開始

大手ロケーションインテリジェンスプラットフォームを運営するニアーは、新製品「Allspark」のグローバルローンチを発表した。

» 2016年06月07日 15時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 大手ロケーションインテリジェンスプラットフォームを運営するNearの日本法人であるニアーは、2016年6月6日、新製品「Allspark」のグローバルローンチを発表した。これは地図情報と消費者のリアル行動、デモグラフィック、興味・関心など多様なデータセットを活用して、ブランドや企業がターゲットとする消費者の行動や傾向を理解することを可能にするもの。

 また過去履歴およびリアルタイムのデータに基づいて、自社店舗の場所や、プリセットされているオーディエンスデータなどを組み合わせ、Allspark上に、独自のルールに基づいたオーディエンスセグメントを作成。ブランドや企業はこれらのセグメントをモバイル広告配信などに活用し、潜在的な顧客にリアルタイムでリーチし、投資効果を最大化することが可能。また店舗集客などへのアトリビューションもAllspark上で計測し、費用対効果を測定できる。

 Allsparkでは各オーディエンスはオーディエンスカードとして管理される。オーディエンスカードでは一定期間内におけるアクティブオーディエンスの数、各オーディエンスの属性、特徴などの洞察がリアルタイムで得られる。特定のオーディエンスを任意の複数ロケーションでターゲットすると、これらロケーション間での実際のコンバージョン比較が可能になる。また、デジタルメディアの行動履歴に基づくオーディエンスとリアル行動に基づくオーディエンスを比較し、例えばキャンペーンの反応を比較することで、マーケティング活動を最適化できる。

 Allsparkはニアーのプラットフォーム上で作動。ニアーのプラットフォームには現在6500万のロケーションデータベースがあり、常に更新を続けている。

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