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» 2016年01月07日 08時00分 UPDATE

マーケターが理解するべき「IoTビジネスモデル革命」(前編):「人がいなくてもいい世界」のマーケティングはどう変わるのだろうか (1/2)

IoT(モノのインターネット)は今後、マーケティングという仕事にどのように関わってくるのか。『IoTビジネスモデル革命』の著者が解説する。

[小林啓倫,日立コンサルティング]

『IoTビジネスモデル革命』 について

book

 本稿を執筆した小林啓倫氏の著書『IoTビジネスモデル革命』(朝日新聞出版)が好評発売中。
 自動車から家電、電球に至るまで、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」。大きな注目を集める一方で、いかにIoTをビジネスに組み込んでいくのかについては、多くの業界で試行錯誤が続いている。本書はB2CからB2Bまで、内外企業のIoTを活用したさまざまなビジネスモデルを紹介しつつ、今後企業がIoTとどう向かい合うべきかについて展望を語っている。


マーケターが理解するべき「IoTビジネスモデル革命」(後編)はこちらから


 モノがインターネットにつながり、インターネットを介してさまざまな制御やデータの処理が可能になる――それがIoT(Internet of Things)、すなわち「モノのインターネット」の概念だ。非常にシンプルだが、それだけにビジネスをどう変えるのかイメージしづらく、「結局、会社から自宅のエアコンを切れるようになるだけの話」などと、やゆされることもある。

 しかし、IoTは、さまざまな製品やサービスの在り方を一変させる可能性を秘めている。2015年末に刊行した著書『IoTビジネスモデル革命』(朝日新聞出版)において、私はIoTが実現する価値を「人がいなくてもいい世界」という言葉で表した。IoTのテクノロジーを活用することで、人に頼らず自律的で高度な制御が可能になる。「人がいなくてもいい」は「人の限界を超えることができる」と言い換えてもいい。

 人がいなくてもいい世界がマーケティングとどう関わってくるのか。2回に分けて考えてみよう。

クリエーターを不要にする「IoTデジタルサイネージ」

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