多くの組織でPDCAサイクルが機能しなくなるケースでは、各フェーズで課題が発生し、それを解決できないが故に止まってしまいます。
【主な課題】
【解決策】
(1)フレームワーク(SMART)の活用
実行可能なKPIを設定するには「SMART」の考え方が役に立ちます。KPIの設定時に下記を改めて確認しておきましょう。
(2)運用フローの確立
誰が・いつ・何をするのかを明確にします。PDCAサイクルのステップと運用フロー図を作成しましょう。「施策が思いつかない」「実行までたどり着けない」という課題を解決できます。
(3)期待効果は事前に算出
施策を実行する前に、期待効果を算出しておきます。最低改善ライン(例:プラス10%)を決めておくことで、判断基準が明確になり、迅速に意思決定できるようになります。
(4)施策が行いやすい環境を整える
施策を決めても実行できなければ意味がありません。施策を行いやすくするためにA/BテストやEFOなどのツール導入や実行するためのリソース(制作・デザインができる方)を確保しておきましょう。
【主な課題】
【解決策】
(1)レポートの(半)自動化
GA4やLooker Studioなどのツールを活用し、データ取得・運用の手間を極力減らします。自動化されたダッシュボードにより、常に最新の数値を確認できる環境を整えます。
(2)施策ごとの管理表
現在進めている施策がどのKPIに影響するかを記載した管理表を作成します。これにより、施策と成果の関連性を常に把握できます。
(3)数値と施策をまとめたカレンダーの活用
各種数値と施策が記載されているレポートを作成します。数値と施策の関係性を明確にすることで、変化の有り無しや原因を特定しやすくなります。
(4)速報通知による確認の習慣化
Slackなどのコミュニケーションツールを活用し、数値の変化を自動通知します。これにより、チーム全体で数値への意識を高め、確認の習慣化を促進できます。
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