今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介します。
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介します。まずは、パーソナライゼーション製品の国内売れ筋TOP5です。
ランキングに大きな変化はありませんでした。
全体的に微減の中、2月度に唯一マイナスだったNTTドコモの「ecコンシェル」だけがプラス8でドメイン数を戻しました。
次に、A/Bテストツール製品の国内売れ筋TOP5を紹介します。
微増、微減だった2月度から一転、今回は全体的に大きな数字の変化がありました。
目立った動きでは、ここ数年ランク外だった「Kaizen Platform」が4位にランクインしました。プラス37ドメインで、ランキング内では一番の伸びでした。これにより、「Adobe Target」が5位、「KARTE Blocks」はランク外になりました。
今回は、A/Bテストやスプリットテストを数分で設定できるネイティブなソリューションを提供しているOptibaseのレポート「The Future of A/B Testing: Emerging Trends and Technologies to Watch」(外部リンク/英語)の中から、「Predictive analysis for enhanced testing(予測分析によるテストの強化)」を紹介します。
・予測分析によるテストの強化
予測分析は、過去のデータを活用して未来の出来事を推測するテクノロジーであり、A/Bテストにおける非常に有用なツールです。
従来、A/Bテストは「A」と「B」の2つのバージョンを作成し、それらをテストする方法でした。この2つのバージョンは、Webサイト上の任意の要素(CTAボタンや画像、フォントサイズやスタイルなど)にできます。そして、AとBはランダムに2つのグループに割り当てられ、両者のパフォーマンスが測定されます。最も統計的に有意なものが「勝ちバージョン」と見なされていました。
予測分析の登場により、A/Bテストのプロセス全体がはるかにシンプルかつ高速になりました。このテクノロジーにより、テストが完全に実行される前でも、さまざまなバリエーションの潜在的な結果の予測が可能になりました。
その結果、マーケティング担当者は、最も有望なコンテンツに労力とリソースをより効果的に集中でき、無駄を最小限に抑え、潜在的なリターンを最大化できます。
出典:「The Future of A/B Testing: Emerging Trends and Technologies to Watch」(外部リンク/英語)
予測分析は、過去データの活用によって未来を推測していました。企業は、何が効果的かをただ単に推測するのではなく、A/Bテストによって、迅速に、的確な実証が可能になりました。
A/Bテストは、マーケティング戦略に欠かせないツールであり、成功させるには慎重な設計と実施、分析が必要です。
TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。
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