電通は、メディアコンテンツ(メディアが提供する情報や体験)が生活者に与える心理的影響を分析する「メディアコンテンツ エンゲージメントスコア」の機能を強化した。
電通は2023年12月より提供している「メディアコンテンツ エンゲージメントスコア」を機能強化し、メディアコンテンツへの「熱中度」の高さと、購買検討プロセスの関係性を分析できるようにしたと発表した。
メディアコンテンツ エンゲージメントスコアは、メディアコンテンツ(メディアが提供する情報や体験)が生活者に与える心理的影響を指標化し、企業のマーケティングプランニングに生かしていくためのサービスだ。
商品・ブランドの「認知」拡大や「理解」促進を目的に行われる広告・マーケティング活動では、リーチ(到達率)が重視され、リーチを高めるための分析や運用型広告の普及が進んでいる。一方、「好意」「共感」「信頼」などの獲得を目的とする場合は、到達率という量的指標のみならず「どのメディアで、どのようなコミュニケーションが、どのくらい生活者の心に届いたか」という質的評価を測定・把握していく必要があった。
メディアコンテンツ エンゲージメントスコアは、生活者のメディアコンテンツへの「熱中度」「習慣度」「信頼度」を、2800人を対象にしたインターネット調査によって測定し、スコア化したもの。例えばテレビにおいては、何を(アニメ、バラエティ、報道、など)、どのようなデバイスで見たか(TV受像機で、スマホで、タブレット端末で)、また、視聴タイミング(リアルタイム配信、見逃し配信の別)などを細かく聴取し、メディア、コンテンツ、デバイス、タイミング別の「熱中度」「習慣度」「信頼度」を算出する。さらに、各メディアにおけるさまざまな広告出稿形態に関する「広告興味度」も調査して、エンゲージメントの高いメディアコンテンツ・視聴条件において興味を最大化する広告出稿形態を特定する。これにより、目的に応じた最適なメディアコンテンツと広告出稿形態を、数値(スコア)をベースに選択・決定できる。
今回、主に以下3点の機能強化を実現した。
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