「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年1月)「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在

今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

» 2025年01月21日 08時00分 公開
[TecPlus]

 今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)国内顧客ドメイン数TOP10<2025年1月21日>(出典:TecPlus)

 今回、最も増加したのは「EC-CUBE」です。ランクを1つ上げた前月に続き、今回もプラス137ドメインと好調です。

 一方、最もドメイン数を減らしたのは、1位の「Wixストア」です。首位の座はキープしているものの、長期に渡りダウントレンドが続いています。今回は、167ドメインのマイナスで、2位のGMOパペポ「Color Me Shop」との差がかなり縮まりました。

 12月度に躍進した「Shopify」は、プラスマイナスゼロで変化はありませんでした。

世界のEコマース:日本

 今回は、2025年の日本のEコマース市場について予測してみましょう。統計データを提供するStatistaの最新データから、2025年の市場予測を紹介します。

  • Eコマース市場の収益は、2025年に1934億米ドルに達するとの予測
  • 2025年から2029年の年間成長率(CAGR)は8.03%と予想されており、2029年には市場規模が2634億米ドルに達する見込み
  • 2025年には1兆7730億米ドルの市場規模を記録し、最も多くの収益を中国で生み出すと予測されている
  • 2029年までにユーザー数が9390万人に達するとの見込み
  • ユーザー浸透率は2025年に75.8%となり、2029年には87.3%に達するとの予想
  • ユーザー1人当たりの平均収益(ARPU)は、2350米ドルに達する見込み

出典:eCommerce - Japan(外部リンク/英語)

 2025年は、AI(人工知能)によるパーソナライゼーションや動画コンテンツなどが、多くのEコマース企業で本格稼働すると予測されています。今後も、Eコマース市場の動向を細かく観察する必要があります。

この連載について

TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。


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