「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2024年12月)「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在

今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介します。

» 2024年12月10日 08時00分 公開
[Tecgence株式会社]

 今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介します。まずは、パーソナライゼーション製品の国内売れ筋TOP5です。

パーソナライゼーション製品国内顧客ドメイン数TOP5<2024年12月10日>(出典:TecPlus)

 順位の変動はなく、全てのブランドが微増、微減となりました。

 最も増加したのは、5位の「Deqwas」です。8月度にランクインして以来、順位は変わらないものの、徐々にドメイン数を伸ばしてきています。


 今回は、Sender.netの発表「55+ Personalization Statistics & Facts for 2024(外部リンク/英語)」から、現在、最優先されるべき「モバイルパーソナライゼーションの統計」を取り上げます。

モバイルパーソナライズに関する統計

 世界中に74億1000万人のモバイルユーザーがいるとされ、その数はさらに増加すると予測されています。そのため、モバイルパーソナライズはパーソナライズ戦略の中で最優先事項とする必要があります。結局、パーソナライゼーションは一貫性がある場合にのみ効果を発揮します。以下の統計がその指針です。

  • 48%の人々が、購入履歴を使用してモバイル経由で個別に調整されたオファーを提供することは、オプトインとオプトアウトの選択肢がある場合に受け入れられると感じている
  • 41%の回答者は、企業が購入履歴を活用してモバイル経由でパーソナライズされたオファーを提供することを、過去のやりとりに関連している場合に受け入れられると考えている
  • 66%の人々は、企業のショッピングカートがモバイルアプリと同期されていない場合に不満を感じると答えている

    出典:55+ Personalization Statistics & Facts for 2024「Mobile Personalization Statistics」

 モバイルパーソナライゼーションでは、個人情報の管理やモバイルアプリが提供できるリアルタイムでのプッシュ通知、特別なオファーなど、適切なパーソナライゼーションが重要となります。

「A/Bテスト」ツール国内売れ筋TOP5

 次は、「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。

「A/Bテスト」ツール国内顧客ドメイン数TOP5<2024年12月10日>(出典:TecPlus)

 「A/Bテスト」ツールも順位の変動はありませんでした。

 1位の「AD EBIS LPO」が最も減少し、対前月マイナス83でした。2位の「Optimizely」がプラマイゼロ、その他のブランドは微増という結果でした。

この連載について

 TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。


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