今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
まずは、サイト内検索ツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。
前月はTop5の全ブランドが微増しましたが、今月は一転して全てマイナスになりました。ただ、ランキングの変動はありませんでした。
対前月比で最も減少したのは、1位のGoogle「Programmable Search Engine(プログラム可能な検索エンジン)」で、マイナス217でした。
“Search as a service”プラットフォームを提供する米Algoliaは2024年4月に「What is AI-powered site search?」(外部リンク/英語)と題したレポートを発表しました。
これによると、購入しづらいと感じた場合、74%の人がブランドを切り替える可能性があります。また、コンバージョン(転換、変換)の可能性が2倍になることから、サイト内検索は顧客体験の重要な要素となっています。簡単に言えば、サイト内検索ソリューションは、サイト上のコンテンツを簡単に見つけられるようにするもので、これにより顧客満足度が向上し、会社と顧客との関係性が高まります。
優れた検索機能は、企業における差別化の要素となりますが、そのニーズは複雑化しています。NetflixやPinterestのようなサイトのおかげで、消費者は瞬時にパーソナライズされたコンテンツを受け取ることに大きな期待をするようになっています。AIを活用した検索は、ユーザーの期待と不足している検索体験とのギャップを埋めるのに役立ちます。
次に、ライブチャットツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。
ライブチャットツールも、順位の変動などの大きな変化はありませんでした。全体的に微増する中、3位の「Intercom(インターコム)」のみ、対前月比で39のマイナスでした。
TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。
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