新しい体験型エンターテインメントの提供やクリエイターエコノミーの機会創出、企業によるメタバースのマーケティング活用を支援するための共同出資事業を開始する。
電通はテレビ朝日および国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を提供するクラスターと共同出資事業を開始。異なる業界の専門知識を有する3社がそれぞれの強みを生かし、マスメディアとイマーシブ(没入型)メディアを掛け合わせた新しいユーザー体験を提供するとともに、メタバースをマーケティング活用するためのテレビメディア連動型効果指標モデルの設計やトライアルを実施する。
新しい顧客体験の提供に向け、リアルな生活空間とデジタル空間をシームレスに統合するための手段として、メタバースのビジネス活用が広く注目されている。従来の物理的な店舗や場所にとらわれないデジタル上の体験を提供することで、顧客との関係構築に役立ち、ブランドの認知度を高める新たな手法となることが期待されている。一方で、メタバースにおけるビジネスモデルは発展途上にあり、「広告やサービス提供などの収益化モデルが十分に成熟していない」「企業がメタバースをマーケティング活用するための知見が不足している」などの課題がある。
今回の共同出資事業では、「メタメタ大作戦 製作委員会」を組織し、3社が協力して継続的なイマーシブメディアのビジネスモデル化およびメディア横断型の新たなマーケティング効果指標の設計を行う。
第1弾として、テレビ番組連動型のメタバースイベント「メタメタ大作戦」を2024年7月20日から9月1日までの6週間にわたり毎日開催。同イベントの様子はテレビ朝日の情報バラエティ番組「金曜日のメタバース」を中心に随時紹介する予定だ。会場はテレビ朝日が運営する「光と星のメタバース六本木」内に設置される「メタメタ学園」。
「メタメタ大作戦」は「この夏、強制ログイン!史上最大のバーチャル文化祭」をコンセプトに掲げ、テレビコンテンツを視聴するだけでなく、メタバースの特徴を生かした体験型のエンターテインメントの形に挑む。また、「ミュージックステーション」や「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」などの人気のテレビ番組と連動したブースの展示や、参加者同士が楽しめる企画を提供。さらに、イベント協賛企業のブランディングに寄与する、ニーズに合わせた幅広い協賛メニューを展開する。
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