ビルコムは、クラウド型PR効果測定ツール「PR Analyzer」に新機能「海外メディアクリッピング」を追加した。
ビルコムは、自社開発したクラウド型PR効果測定ツール「PR Analyzer」に、新機能「海外メディアクリッピング」を追加した。
PR Analyzerは広告換算費、リーチ数、SOV(シェアオブボイス)など複数の指標を用いてPRの効果を測定し、競合比較もできるツールだ。テレビ、新聞、雑誌、WebとSNSを網羅したクリッピング機能を備え、大手からスタートアップまで、多くの企業の広報部門のレポートや分析に活用されている。
従来、海外メディアでの記事掲載を確認するには、手作業で実施するか、専門のクリッピング事業者に別途依頼する必要があった。PR Analyzerの海外メディアクリッピング機能を使うことで、任意のキーワードを登録するだけで海外メディアのニュースを自動で選定し、掲載数や広告換算費などの指標で効果を素早く測定できるようになる。詳細は以下の通りだ。
国内の市場縮小などを背景に、企業のグローバル化への意欲はますます高まっている。PR Analyzerを導入している企業の7割近くが日本国外で事業を展開しており、海外に拠点を持つ企業も多い。そうした企業の広報担当者にとって現地でのPR活動とその成果の把握は任務となる。
ビルコムによれば現時点で、自動車メーカーや化粧品メーカー、酒類メーカーなど、海外向けに販売を強化している企業や、航空会社、リゾートホテル、レジャー施設、商業施設のように訪日客(インバウンド)の誘致をしたい企業からの引き合いがあるという。
新機能はPR Analyzerを契約中の企業を対象にオプションとして提供する。月額費用は6万5000円(税別、以下同)。一社で複数ブランドを展開している場合、2ブランド目以降は月額5万5000円となる。
まずは米国や英国の通信社や新聞社が運営するWebメディアなど約200の主要な媒体をカバーし、ユーザーの要望を聞きながら順次媒体を追加する(例えばリゾートホテル運営企業からはトラベル関連の媒体への対応要望がある)。
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