アドエビスが「Google Search Console」とデータ連携 どんないいことがある？：適切なコンテンツ評価を支援

マーケティングDX支援事業を手掛けるイルグルムは、広告効果測定プラットフォームにGoogle Search Consoleとのデータ連携機能を追加した。

[ITmedia マーケティング]

　マーケティングDX支援事業を手掛けるイルグルムは、同社が提供する広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」に「Google Search Console」（以下、GSC）とのデータ連携機能を追加した。

検索クエリデータをコンテンツ評価に

　今回追加したデータ連携機能によって、GSCで取得した検索クエリデータとアドエビスで計測しているWeb広告やSEOなどのさまざまな流入施策の成果データをアドエビスの管理画面上で一元管理できる。インターネットの検索行動からサイト流入後のユーザー動線を一画面で確認できることで、Webサイトやコンテンツがどのような成果に結び付いているか、適切に評価することが可能になる。

イメージ画像（出典：イルグルム）

　従来、アドエビスは、検索エンジン側のSSL化により、自然検索流入時の検索クエリデータの取得ができず、検索クエリ表示欄では「検索ワードなし」と表示していた。そこで今回、Googleが提供している「Search Console API」を活用することで、日次で検索クエリデータを自動取得し、アドエビスとGSCのデータを統合。どのような検索クエリでコンテンツに接触しているかを推定し、その後コンバージョンに至っているか、アドエビスの管理画面上で確認できるようにした。

　また、アドエビスにて計測しているインターネット広告の成果データと検索クエリデータを統合することで、広告の成果と自然検索の成果を一画面で比較・評価することができるようになった。これにより、マーケティング施策におけるデータ統合作業の工数を削減しながら、SEOを含めた認知向上施策によって得られる間接効果も加味した投資判断が可能になった。