data.aiが公開した「2024年版モバイル市場年鑑」は、モバイルアプリ利用の成長要因の一つに生成AI搭載アプリなどの躍進があることを示唆しています。
data.aiの最新レポート「2024年版モバイル市場年鑑」は、ジェネレーティブAIの台頭と、それに伴う特定アプリへの関心も示している。
※編注:本稿は「TikTokは非ゲームアプリ10年分の収益を3カ月で稼ぐ――2024年のモバイルアプリトレンド【前編】」)の続きです。
最近AI機能を追加した上位20アプリのグループは、2023年に前年比11%増で市場全体を上回った。Googleの競合としてはほとんど無視されてきたMicrosoftの検索エンジン「Bing」だが、ChatGPT要素(カスタマイズしたGPT-4)の追加によってダウンロード数が1500%増加した。
生成AIに対する消費者の関心は明らかに上昇傾向にあり、情報探索のプロセスにおけるAIの変革的なインパクトを示している。
レポートはまた、2023年に利用が落ち込んだXについても簡単に触れている。
イーロン・マスク氏とXは、同社が今なお成長しており、これまで以上にうまくいっていると繰り返し主張しているが、Xの衰退を示すこのグラフは、それに反している。マスク氏はユーザーエンゲージメントを測定する新しい指標に切り替えることによって成功の定義そのものを変えているが、第三者のレポートにはそのような記載はない。
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