「ad:tech tokyo」などに参加した企業の広告・マーケティング担当者を対象に、2024年の取り組みに関して調査した結果です。
「ad:tech tokyo」をはじめとする大規模マーケティングカンファレンスを主催しているコムエクスポジアム・ジャパンは、「ad:tech tokyo」「Brand Summit」「Commerce Summit」などに参加した企業の広告・マーケティング担当者を対象に、2024年の取り組みに関するアンケートを実施。その結果をまとめた「企業が注力するマーケティング調査レポート」最新版を発表しました。
同レポートによると、「2024年に広告・マーケティング予算を増やす」と回答した企業は前年比3.6%増の42%となり、11%以上増やす「大幅増加」も8%、6〜10%増やす「増加」も20%に達しています。リアル回帰が加速した2023年の影響を受けてマーケティングに積極的に取り組んでいこうとする企業が増えていくようです。
この先1年で重要度が増し、注力する・予算を振り向ける施策としては、「オウンドメディアの充実・強化」(44%)や「コンテンツマーケティングの強化」(42%)、「DX推進」(28%)、「ブランドパーパスの社内外へのメッセージング」(25%)など、企業全体で取り組む施策への関心が高いことがわかりました。一方、自社ECサイトの強化・充実は、この3年で一巡したようです。その中でも「生成AIのマーケティング、クリエイティブへの活用」が36%となり、初めて関心事項の上位となりました。
2023年3月頃から、ビジネスや教育、日々の暮らしなど、さまざまなシーンで話題となった生成AIをマーケティング領域でどう本格的に活用していくのか、今後、多くの企業の関心を集めそうです。
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