「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2024年1月)「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在

今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介します。

» 2024年01月16日 12時00分 公開
[TecPlus]

 今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介します。ますは、パーソナライゼーション製品の国内売れ筋TOP5です。

パーソナライゼーション製品国内顧客ドメイン数TOP5<2024年1月16日>(出典:TecPlus)

 米ニューヨークに本社を置く市場調査会社のGitnuxが「MARKETDATA REPORT 2024」を発表しました。B2Bパーソナライゼーション統計のハイライトとして、その一部を紹介します。

  • B2B購買担当者の80%は、B2C顧客と同じ購買体験を期待しています
  • パーソナライゼーションにより、B2Bマーケティングでのユーザーエンゲージメントは20%増加する能性があります
  • B2B購買担当者の65%は、ベンダーが彼らのニーズを十分に理解していないと感じています
  • 77%のB2B購買担当者バイヤーは、パーソナライズされたコンテンツなしでは購入しないと考えています
  • B2B営業におけるパーソナライゼーションにより、売り上げは1.4倍に増加する可能性があります
  • B2Bマーケティング担当者の48%は、今後数年間でパーソナライズされたマーケティングテクノロジーへの投資をさらに増やす計画をしています
  • 4人に1人のB2Bマーケターしか、効果的にパーソナライゼーションを活用しているとは考えていません

    出典:GITNUX MARKETDATA REPORT 2024(外部リンク/英語)

 企業の購買、セールス、マーケティング担当者は、パーソナライゼーションに対し大きな期待をし、その重要度は理解していますが、B2Bマーケターはその活用法にはまだ満足はしていないようです。

 ランキングの動向では、2023年12月に続き、イー・エージェンシーの「さぶみっと!レコメンド」が高い増加傾向にあります。第5位の「デクワス(Deqwas)」も、前月比プラス117ドメインと大きく増加しました。

「A/Bテスト」ツール国内売れ筋TOP5

 次は、A/Bテストツール製品の国内売れ筋TOP5を紹介します。

「A/Bテスト」ツール国内顧客ドメイン数TOP5<2024年1月16日>(出典:TecPlus)

 2023年9月に「Google Optimize」のサポートが終了して以来、採用ドメインは大きく減少しました。その代替ツールとしての「Optimizely」がプラス416、「VWO」がプラス328と、ドメイン数を大幅に伸ばしました。

この連載について

 TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。


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