マクロミルが2008年から毎年実施している、新成人を対象とした定点調査の結果です。
2024年1月8日は成人の日。マクロミルは、2024年の二十歳の集い(成人式)の対象となる新成人500人を対象に、関心事や価値観、各種サービスの利用状況などを幅広く調査しました。同社は2008年から同様の調査を毎年行っており、今回の調査は17回目となります
SNSの利用率は、1位から4位までの順位は前年と同じでした。1位が「LINE」(94.8%)で2位が「Instagram」(83.4%)、3位が「X(旧Twitter)」(78.4%)。4位の「TikTok」(53.0%)は利用率がついに半数を超え、4年で4.3倍となりました。SNSの選択肢として今回の調査から新たに追加した「BeReal」(16.8%)と「Threads」(9.6%)は、誕生して間もないながらも「Facebook」(7.6%)を上回る結果となりました。
動画サービスの利用状況について聞いたところ、首位は「YouTube」(85.4%)で前年比1.8ポイント増加。2位は「TVer」(41.4%)で前年比7ポイント上昇し、「Amazonプライムビデオ」(40.4%)を抜きました。
ニュースや話題などの情報の入手先と信頼できる情報源の1位はともに「テレビ」で、他を引き離す結果になりました。その他の情報源の「SNS(個人アカウント)」や「動画共有サービス(YouTubeやTikTokなど)」は情報源としての人気は根強いものの信頼度は低い結果となりました。
2024年に新設した調査項目として自身の価値観や特徴についてあてはまるものを聞いたところ、1位は「自分らしさ(他者は他者、自分は自分)を大切にする」(51.0%)。以下、「仕事よりプライベートを重視する」(42.8%)、「推し活にお金をかける」(32.8%)、「多様性を重んじる」(31.2%)と続きました。
「Z世代とまとめられる風潮」についての捉え方は「ポジティブ(とてもポジティブ、ややポジティブの合計)」が28.6%、「ネガティブ(ややネガティブ、とてもネガティブの合計)」が29.8%で、ほぼ同じ割合でした。また、「どちらとも言えない」が41.6%と最も多いことも特徴的です。
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