調査対象となったフリーランスの36.9%が生成AIを「業務で使用している」と回答。「使用していないが、使用を検討している」と回答した26.9%と合わせ、半数以上が活用に前向きであることが分かりました。
ランサーズは、個人と企業をオンラインでマッチングする受発注プラットフォーム「ランサーズ」に登録している778人のフリーランスを対象に、「生成AI活用の実態調査」を実施し、その結果を公開しました。これによると、フリーランスのライターや翻訳者、プログラマー、システムエンジニアの36.9%が生成AIをすでに「業務で使用している」と回答しており、「使用していないが、使用を検討している」と回答した26.9%と合わせ、半数以上が生成AI活用に前向きであることが分かりました。
業務において生成AIを使用している人に最も使用している生成AIの種類を聞くと、圧倒的に多いのが「言語生成」(88.2%)で、2位の「画像生成」(7.7%)と大きな差がつきました。
具体的にはどのような用途で生成AIを使っているのでしょうか。生成AIを使用している業務のカテゴリー上位3つは「ライティング・翻訳」(58.5%)、「プログラミング・システム開発」(25.8%)、「ビジネス・コーポレート」(20.9%)が占めました。
生成AIを業務に活用するときに感じている課題を任意で尋ねたところ、「回答の正確性・信憑性」「情報漏洩等のセキュリティ面」「著作権等の権利問題」などが挙がりました。
個人の提供価値を高めることはフリーランスの生命線。リスクや課題を認識しつつ、生成AIで効率できる業務は効率化して、より高い成果を挙げていっていただきたいものです。
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