2023年の米国広告業界で「テレビ」の影がますます薄くなっている件Marketing Dive

Madison and Wallのレポートによれば、デジタルプラットフォーム上の広告が64%増加したことで、米国の広告業界は2023年に5%成長し、市場規模は3600億ドルに達する見込みだ。

» 2023年09月15日 09時00分 公開
[Aaron BaarMarketing Dive]
Marketing Dive

 Madison and Wallのレポートによると、米国の広告業界の市場規模は2023年に5%成長して3600億ドルとなり、2024年には(政治広告を除いて)さらに4.2%増加する見込みだ。政治広告を含めると、広告収入は8.1%増加すると予想されている。デジタルプラットフォーム(ここでは、検索、ソーシャル、コマース、リテールメディア、デジタル動画などの総称)は、2023年には全広告の約64%を占める。デジタルプラットフォーム関連企業は合計で11%の成長が見込まれる。市場全体をけん引しているのがリテールメディアだ。こちらは2023年に約420億ドルの広告収入を占めており、2022年比で20%の増加となる。従来のテレビは、主にコードカット(CATVの解約)増加とハリウッドのストライキの継続により番組在庫が減少することが原因で、年間を通じて減少に見舞われるだろう。屋外広告は緩やかな成長が見込まれるが、音声広告は横ばいが続く見込みだ。

デジタルメディアが2023年の米国広告業界の成長をけん引

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