日本の小売企業は一人一人の消費者に最適な顧客体験を提供するためのテクノロジー活用で世界的に後れを取っていることが明らかになりました。
グローバル決済プラットフォームを提供するAdyenは、全世界で3万6000人の消費者と1万2000社の企業(日本では2000人の消費者と500社以上)を対象に、顧客体験とテクノロジーに関する国際調査を実施した結果を「Adyenリテールレポート2023」としてまとめました。
同レポートによると、消費者との関係を構築するためにCRM(顧客関係管理)ツールを導入している日本の小売企業は17%に過ぎず、世界平均の27%よりかなり低くなっています。また、世界的にOMO(Online Merges with Offline)のトレンドが成長を続ける中で、オンラインとオフラインのデータを結び付けてどこで買い物をしても顧客を認識できる日本の小売企業は14%しかないことも分かりました。
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