コネクテッドTV(CTV)キャンペーンのアトリビューション計測にとって欠かせないのがQRコード。具体的な使い方を説明します。
インターネットに接続されたテレビやスマートテレビ、またはストリーミングデバイスをテレビに接続してオンラインメディアコンテンツを表示するコネクテッドTV(CTV)のトレンドは、コロナ禍の影響で自宅にて時間を過ごす人々が増加したことによってさらに加速しました。
NetflixやDisney+からYouTubeまで、ストリーミングアプリで視聴できるコンテンツはこれまでにないほど多くなっています。視聴者の多くはそれらをモバイルデバイスで見ています。しかし、Adjustが米国で実施した調査によると、回答者の78%は、「テレビで動画を視聴する方を好む」と回答しています。また実際に、米国の世帯の82%がスマートテレビまたはインターネットに接続されたテレビを使用していることも分かりました。調査会社eMarketerによると、2021年にCTVデバイスを使用してYouTubeコンテンツを視聴した米国のユーザーの割合は55.4%にも上ります。これに対し、マーケターの60%がすでに広告費をリニアテレビからCTV・OTT広告に移行しているという実態があります。
米国だけで1億8350万人のCTV視聴者がいることからも、この市場がマーケターにとって多くの機会に満ちていることは明らかです。しかし、全てのキャンペーンに共通して言えるように、成功するためにはアトリビューションが大切です。CTVキャンペーンのアトリビューションを強化するものがQRコードであり、QRコードがCTVキャンペーンを成功させる鍵を握っています。
手軽にスキャンできるQRコードは、レストランのデジタルメニューや非対面・非接触のキャッシュレス決済に使用されるなど、コロナ禍で再び大きな注目を集めました。今回はそのQRコードがCTV広告パフォーマンスの計測においてどのように活用されているかを紹介します。
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