GoogleとMetaがともに広告収入の減少を報告し、この10年間で初めてデジタル市場の50%を割り込んでいる。この厳しい経済情勢にもかかわらず、決算が堅調に推移したのがDSP大手のThe Trade Deskだ。
GoogleとMetaがともに広告収入の減少を報告し、この10年間で初めてデジタル市場の50%を割り込んだ。この厳しい経済情勢にもかかわらず、DSP(広告主向け配信プラットフォーム)大手のThe Trade Deskは2022年第4四半期の決算説明会において、売上高が前年同期比24%増の4億9100万ドルに達したことを明らかにした。2022年通期の売上高は前年比32%増の15億8000万ドルを記録している。
The Trade Desk創業者兼CEOのジェフ・グリーン氏は、「不確実性の時代において、マーケターはより少ないコストでより多くのことを成し遂げようとし、オープンインターネット上の確度の高いメディアを優先させていると私は確信している。The Trade Deskとオープンインターネットがあれば、マーケターはより客観的にROIと価値を測定することができ、制約のあるウォールドガーデン(※)よりも当社を選ぶことになるだろう」と語る。
※Walled Garden(壁に囲まれた庭)。GoogleやMetaなどの巨大プラットフォームの中を指した比喩。
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