大手ECサイトの広告媒体としての価値がますます高まっている。リテールメディアへの広告支出を調査したMediaRadarの分析によると、AmazonやWalmart、Targetなどが絶好調だ。
22の大規模EC(Eコマース:電子商取引)サイトの広告活動を調査したMediaRadarの分析によると、2021年5月から2022年1月にかけて、Amazon.com(以下、Amazon)、Walmart、Targetが広告支出の上位を占め、23億ドル超に達している。調査対象は、約3万8000のブランドを展開する2万4000社で、広告支出総額は30億ドル超に上る。このうち88%がネイティブ広告に、11.5%がディスプレイ広告に投じられている。CPG(消費財)は全体の17%を占め、約5億ドルの支出があった。CPGの中でも最も大きな支出が見られるのがReckitt Benckiser、Kellogg、Mondelezなど。ECの普及が加速する中、大手ブランドのマーケターがメディア戦略を調整していることを裏付けている。
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