マーケティングの隣接業務と位置付けられる広報/PRでは今どのような変化が起きているのか。国内外の B2B系IT企業を中心に広報支援を手掛けるビーコミ代表の加藤恭子氏が解説する。
コロナ禍で企業活動は大きく変わった。対面の機会が減る中で、あらゆる業務でオンラインコミュニケーションの重要性が高まった実感はあるだろう。広報/PRの活動は特に変化が大きい。企業の広報担当者は自社の情報をいかにしてメディアに届けるかに腐心し、メディア側もなかなか会えない中で情報収集に苦戦しているとも聞く。PR会社側も、ビジネスの変革に乗り出している。
企業のブランディングやリードジェネレーション活動の一翼を担うと位置付けられることもある広報/PR業務は、マーケティング担当者にも関わりが深い。マーケティングと広報/PRを兼任している人も少なくないはずだ。故に、広報/PRの活動トレンドを知っておく意味はあるだろう。
本稿では、広報/PRの2021年度までを振り返りつつ、4月から始まる新年度のトレンドについて占う。
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