需要の急増や労働力の減少、ロジスティクスの諸問題の中で、広告主は幾つかの打ち手を模索する必要がある。
2021年を通してブランドを悩ませてきたサプライチェーンの混乱は2022年も続きそうだ。購買行動のデジタル化や「Great Resignation」と呼ばれる大量退職に伴う労働力不足は状況をますます悪化させている。
Merkleのレポート「Adapting Media in the Face of Supply Chain Disruption」(外部リンク/英語)によれば、マーケターは当分続きそうなこの課題に対処しなければならない。取り得る戦術と戦略は幾つか存在する。
同レポートは、目標到達プロセスにおけるマーケティングプログラムを上流と下流で区別している。前者は認知、関与および検討を目的としており、サプライチェーンの課題による影響が少ない長期的なブランドの取り組みだ。後者は製品とサービスの販売を対象とするダイレクトレスポンスプログラムであり、こちらが受ける影響は大きい。だが、やるべきことはある。
レポートを作成したMerkleシニアマネジャーのマリオン・ゲンドロン氏は「下流の目標到達プロセスにさまざまな最適化施策を打ち出し、精緻にパーソナライズされた顧客体験を実現させて、ビジネスの制約下でもユーザーニーズが生じた瞬間にサービスを提供することが重要だ」と述べる。
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