バーガーキングが見つけた「NFT」活用の勝ち筋とは?Marketing Dive

Burger Kingが展開した「Keep It Real Meals」キャンペーンでは、NFT(非代替トークン)を活用してゲームコンテンツを提供した。

» 2021年11月19日 08時00分 公開
[Chris KellyMarketing Dive]
Marketing Dive
(出典:Sweet)

 米国Burger King(以下、バーガーキング)は2021年9月、3人の有名人アンバサダー(ヒップホップミュージシャンのネリー、ブラジルのポップスターであるアニッタ、インフルエンサーのリルハディ)を起用して「Keep It Real Meals」キャンペーンを実施した。同キャンペーンは3人が自らカスタムオーダーしたバーガーにそれぞれの名を冠して提供するもので、バーガーキングが全メニューから120の人工添加物を排除する取り組みをアピールすることを狙っている。

 バーガーキングはキャンペーンを拡大するために、NFT(代替不可能なトークン)プラットフォームを提供するSweetと提携し、あるゲームを開発した。NFTはブロックチェーンを使った真正性の証明技術であり、デジタルアートの領域などでも活用されつつある。今回の取り組みはNFTを使ったということ自体による話題作りにとどまらず、NFTを消費者エンゲージメントのツールにすることを目的としたものだ。

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