Criteo、Cookieレスで広告のパーソナライズを実現する「Criteoコンテクスチュアル広告」を提供開始広告を掲載するWebページのコンテンツに連動して最適な広告を配信

Cookieレス環境下での広告のパーソナライズを可能にする新しい手法。

» 2021年10月29日 08時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 Criteoは2021年10月21日、新サービス「Criteoコンテクスチュアル広告」のβ版の提供を日本で開始した。これは、パブリッシャー(メディア)のコンテンツに連動した形で、見込み客に対して最適な広告を配信するサービスだ。

 具体的にはまず、Criteoが保有する膨大な購買データを使って既存ユーザーの中で直近に購買に至ったユーザーの傾向を分析して、AIがユーザーと最も親和性の高い掲載先を選定。次に、誘導したユーザーに対して、コンテンツの内容と親和性(アフィニティ)が高く、かつユーザーにとって最適なプロダクトを提示する。そして、広告を見たユーザーが実際に購買に至ったか、効果測定レポートを提供する。

 新サービスのテストに参加した衣料品大手のユナイテッドアローズでは同目的の施策と比較して訪問単価はほぼ変わらない一方で、CTRが約800%、CVRは約300%高くなったという結果も出ているという。

 Criteoコンテクスチュアル広告の仕組みは以下の通りだ。

  1. 特定キーワードのみならずWebサイトのカテゴリーからURL、各ページに含まれる画像、テキストまで解析して、どのようなコンテンツであるのかを理解する。
  2. どの言語で書かれたどういう類のコンテンツなのか、区分を明確にする。同時に、広告主のブランドセーフティーも確認できる。
  3. 解析結果を基に、Criteoが保有する購買データと突き合わせることで、精度の高いターゲティングを実現する。
Criteoコンテクスチュアル広告の仕組み(出典:Criteo)

「サードパーティーCookie廃止」にCriteoが出した一つのアンサー

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