人はなぜFacebookを離脱したくなるのか? プライバシー懸念を上回る理由ほぼ週刊インフォグラフィックス

さまざまな懸念もよそに拡大する巨大SNS。一方でそこからログアウトする人々は何を思うのでしょうか。

» 2021年10月15日 08時00分 公開
[津乗学スタティスタ・ジャパン]

 いまや、世界人口の約36%に相当する29億人が使うSNS「Facebook」。「Instagram」や「WhatsApp」といった周辺のサービスを含めるとその数は35億人(外部リンク/英語)、利用者は世界人口の約44%にも上ります。まさに“帝国”という表現がぴったりなのが、現在のFacebookです。ちなみに、「LINE」の利用者は全世界で約1億7000万人(2020年末時点)ですので、その巨大さが分かるというものです。

 一方で、2021年10月には過去最大のシステム障害が発生その数日後にも再度トラブルが起きるなど、ソーシャルインフラとしての信頼性に疑問が生じています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がまん延する中、直接会えない友人や家族と連絡を取り合うのにSNSが役立っていますが、それを提供するFacebookやTencent、Twitterなどのハイテク大手企業は、何年も前からさまざまな理由で厳しい監視にさらされています。特にFacebookと創設者兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、ユーザーの個人情報の取り扱い(外部リンク/英語)について各方面から批判を受け続けてきました。今回は、この世界最大のSNSプラットフォームからの「ログアウト」を選ぶ人々の声に耳を傾けてみましょう。

(出典:Statista)

情報漏えいへの懸念に加え、この1年で急増した離脱の理由とは?

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