さまざまな懸念もよそに拡大する巨大SNS。一方でそこからログアウトする人々は何を思うのでしょうか。
いまや、世界人口の約36%に相当する29億人が使うSNS「Facebook」。「Instagram」や「WhatsApp」といった周辺のサービスを含めるとその数は35億人(外部リンク/英語)、利用者は世界人口の約44%にも上ります。まさに“帝国”という表現がぴったりなのが、現在のFacebookです。ちなみに、「LINE」の利用者は全世界で約1億7000万人(2020年末時点)ですので、その巨大さが分かるというものです。
一方で、2021年10月には過去最大のシステム障害が発生、その数日後にも再度トラブルが起きるなど、ソーシャルインフラとしての信頼性に疑問が生じています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がまん延する中、直接会えない友人や家族と連絡を取り合うのにSNSが役立っていますが、それを提供するFacebookやTencent、Twitterなどのハイテク大手企業は、何年も前からさまざまな理由で厳しい監視にさらされています。特にFacebookと創設者兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、ユーザーの個人情報の取り扱い(外部リンク/英語)について各方面から批判を受け続けてきました。今回は、この世界最大のSNSプラットフォームからの「ログアウト」を選ぶ人々の声に耳を傾けてみましょう。
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