トランスコスモス「アジア10都市オンラインショッピング利用動向調査2021」で明らかになったアジア諸国と日本の違い。
トランスコスモスは「アジア 10都市オンラインショッピング利用調査 2021」の結果を発表しました。アジアにおけるオンラインショッピングの利用実態と越境ECへの関心を探ることを目的として実施している同調査は今回で4回目。今回は東京を含むアジア10都市におけるオンラインショッピング利用者3200人(各320人)に「ライブコマース」と「新型コロナによる行動変化」の2つテーマについて聞いています。
アジア各都市のライブコマースの認知および利用経験について質問したところ、東京以外の9都市では認知度が7割以上となりました。利用経験については、回答者の半数を超えたのはハノイ(62.5%)、バンコク(60.6%)、ムンバイ(52.5%)の3都市でした。
東京は他都市と比べて認知度・利用は両方とも低く、特に購入経験がある割合はわずか5.9%と、10都市の中でも著しく低い結果となりました(次に低い台北で23.4%)。東京では購入はしていないが認知している割合が7.8%、名前だけは聞いたことがある人が20.3%、名前を聞いたこともないという人が一番多く65.9%でした
ライブコマースで感じることを10都市平均でみると「画像やテキストでは分かりにくい説明を聞くことができる」(65.2%)、「買い物をするとき、不明点や疑問点をすぐに確認できる」(57.3%)、「商品の使い方について実演してくれる」(50.9%)などの特性が評価されていることが分かりました。
利用しない理由としては「配信のタイミングが合わないことが多い」(41.4%)が10都市平均で最も多くなりました。一方で「買い物はじっくり行いたい」「テレビショッピングみたいで嫌い」などの理由が上位になりました。
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