今回のパンデミックは、海外で働くことに対する人々の意識にも大きな影響を与えました。
読者の皆さんの中で、海外で働いたことのある方はどれくらいいらっしゃるでしょう。恐らくそう多くはないと思います。一方で、日本で働いている外国人を見たことがないという人はきっといないはず。
世界を覆った新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)の影響で海外へ渡航する人は激減し、海外で働くことに対する人々の意識にも大きな変化が見えています。Boston Consulting Groupが世界各国の転職サイトのネットワーク団体The Networkと190カ国で実施した調査(調査期間は2020年10〜12月)によると、外国人にとって最も魅力的な就職先としてトップになったのはカナダでした。これまでランキング1位だった米国はその地位を失い、第2位に転落しました。
約20万9000人が参加した今回の調査では、一般的に自国を出て働くことへの関心が薄れていることも分かりました。実際に仕事のために他国に移住したいと考えている人は約50%。2014年の調査と比べて13ポイントの下落です。それでは、ランキングを見てみましょう。ちなみに今回、最も大きな躍進を見せたのは日本でした。
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