調査リポート
» 2019年09月04日 12時00分 公開

今日のリサーチ:一人っ子の理由、過半数のママが「経済的余裕のなさ」と回答――博報堂こそだて家族研究所調べ

子育て世代における子どもの人数や兄弟姉妹に関する調査です。

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 博報堂こそだて家族研究所は、インターネット広告・メディア運営事業のインタースペースと共同で、子育て中のママを対象に子どもの人数や兄弟姉妹に関する調査を実施しました。

 同調査の結果、一人っ子を予定または希望するママの50.7%はその理由として「経済的余裕のなさ」を挙げていることが分かりました。

理想の子どもの人数は平均2.6人

 現在、政府は「希望出生率1.8」の実現に向けてさまざまな取り組みを進めています。希望出生率とは若い世代における、結婚、子どもの数に関する希望がかなうとした場合に想定される出生率のことで、独身者の希望数を含んだ数値です。今回、子育て中のママだけに聞いた理想の子どもの人数は平均2.6人でした。一人っ子のママに限定しても平均値は2.3人。つまり、実際にはもう1人以上子どもが欲しいという意向が見えます。一方で、3人以上のママになると、理想の子ども人数の平均値が実数よりも下回ります。

理想の子どもの人数/実際と理想の子どもの人数(平均値)《クリックで拡大》

 一人っ子のママで、子どもは1人を予定/希望している人にその理由を聞いたところ、「2人以上育てる経済的余裕がないから」(50.7%)が最も多く、「年齢的に2人以上産むのは難しいから」(40.3%)、「1人の子に愛情を注ぎたいから」(38.8%)、「2人以上育てる体力がないから」(38.8%)などが続きました。もう1人子どもが欲しいと思っていても、経済的、年齢や体力的な問題がネックとなっていることが分かりました。

子どもは「1人」を予定/希望している理由《クリックで拡大》

 子どもを出産することや子どもの人数、性別などについて、他の人に言われて嫌だと感じたことのあるママは、全体の52.2%であることが分かりました。特に一人っ子のママが63.4%と最も高く、言われて嫌だった言葉は「女は3人産んで一人前」や「1人ではダメよ、かわいそう。ワガママになる」、次に産まれる子どもの性別指定などが挙がりました。3人以上のママも、「出来ちゃったの?」など、子どもが多いことに対する否定的な言葉を言われていることが分かりました。

子どものことで傷ついた経験有無《クリックで拡大》

 心ない言葉はママの心を傷つけます。子どもにも、子どもを産んで育てる人にもやさしい社会でありたいものですね。

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