メール配信システム「Cuenote FC」、HTMLメールのサイズを従来の約50%にまで削減HTMLエディター、分析ツールの新機能を追加

ユミルリンクは、メール配信システム「Cuenote FC」に、HTMLエディター、分析ツールの新機能を追加した最新版を提供開始した。

» 2019年01月31日 20時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 阪急阪神ホールディングスグループのユミルリンクは、メール配信システム「Cuenote FC」に、HTMLエディター、分析ツールの新機能を追加した最新版を2019年1月31日から提供開始した。

 Cuenote FCは、並行処理指向言語「Erlang」で開発したMTAと15年以上のノウハウにより、1時間当たり700万通以上の一斉メール配信速度を実現し、月間のメール配信数42億通の実績を誇るメール配信システム。スマートフォンやフィーチャーフォンにも高速で確実に届く配信性能を特長とし、国内大手ECサイトなど1450社以上で利用されている。

 Cuenote FCでは、ビジュアルでの訴求が可能なHTMLメールを知識不要で誰でも制作できる「HTMLエディター」を提供してきたが、最新版ではHTMLメールのサイズを従来比約50%にまで削減。

 HTMLメールはテキストメールに比べ容量が大きく、特にGmailでは一定のサイズを超えた大容量のメールは受信者に表示される内容が制限され、全文を表示するには受信者に「メッセージ全体を表示」のリンクをタップしてもらう必要があったが、新バージョンではより多くのHTMLメールコンテンツを全文表示させることができるようになる。

 また、画像のトリミングや明るさ、コントラストなどをエディター上で直接変更できるようになり、画像の加工処理にかかる工数を削減する。

 この他、メールの行動分析ツールも機能強化。複数のキャンペーンを横断してメールの行動データ(開封、クリック、コンバージョン)、顧客データ(性別、居住地などの属性情報)や購買データを組み合わせ、分析からターゲットの抽出までをGUI上で簡単に行えるようにした。メールの開封やクリック数による顧客の抽出が可能になることで、メールの反応が高い顧客に対して新たなメールキャンペーンを実施するなど、効果的なメールマーケティングが簡単に行える。

 販売価格はクラウド版の初期費用が3万円(税別、以下同)から。月額費用が5000円から。オンプレミス型(ライセンス)は初期費用が225万円から。月額費用は4万600円から。

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