フロムスクラッチはマーケティングプラットフォーム「b→dash」の大規模アップデートと新製品「b→dash Lite」、タレントのおぎやはぎを起用したプロモーション展開などについて発表した。
マーケティングプラットフォーム「b→dash」を提供するフロムスクラッチは2018年2月5日、「b→dash PRESS CONFERENCE 2018」を開催。b→dash初となる大規模な製品アップデートに関する説明を行った。また、新製品「b→dash Lite」のリリースおよびデジタルマーケティング支援企業各社とのパートナーシップ、さらには、タレント「おぎやはぎ」の2人を起用したプロモーション展開について発表した。
b→dashは、データ活用経営を「いつでも」「誰でも」「1つで」実現できるプラットフォームとして2014年10月に発売され、現在まで大手企業を中心に数百社が導入している。
導入企業の課題として多いのが「経営数値分析」「ワンツーワンマーケティング」「オムニチャネルの実現」といったものだ。
これらの課題の背景には、新規顧客獲得の難度が年々高くなっているという現実がある。そのため、昨今ではむしろ既存顧客のデータを活用して1人当たりの売り上げを伸ばすことが重要になっている。
一方で、昨今「働き方改革」が叫ばれているように、経営層には労働時間の削減という待ったなしの課題もある。テクノロジーにより無駄な工数を減らし、人手が不要な業務はどんどん削減しなければならない。求められるのは労働生産性の向上だ。
一方で、働く側の視点でいえば、データ活用は思うように進んではいない。部署間の連携が取れていなかったり複数のツールにデータが分かれていたりと、理由はさまざまだ。従業員ごとにスキルのばらつきもある。そうした状況下で無理にデータ活用を進めようとすれば、逆にそのために仕事が増えるということにもなりかねない。実際、フロムスクラッチが473社の企業を対象に行った調査では、データ活用推進により「作業工数が増えている」と従業員が回答した企業は76%にも上るという。
b→dashは、1つのツールにあらゆるデータを統合することで、いつでもデータが使える状態を整える。また、人工知能(AI)を活用することで、リテラシーが十分でない人でもデータ活用ができるように支援する。フロムスクラッチでは、その特徴をさらに磨くために、3度の資金調達(総額約45億円)を経て研究開発に投資してきた。その成果を踏まえて実施したのが、今回の「b→dash Prime Update」だ
今回のアップデートにおいて、b→dashには以下の4つのテクノロジーが新たに搭載された。
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