Experian Marketing Servicesによると、80%のマーケターが今年度中にクロスチャネルマーケティングキャンペーンを展開する予定だという。統合するデータ品質をいかに良質にするか、ポイントをまとめた。
成熟したマーケターは、取り組んでいるマーケティング上の課題や取り組みが大きければ大きいほど、構造化/非構造化データを収集/管理して、パフォーマンスの把握に取り組んでいることが分かった。ClicZ.comが2014年3月31日に掲載した記事で、“80% of Marketers Will Run Cross-Channel Marketing Campaigns in 2014 [Study]”(「調査結果:マーケターの8割は2014年中にクロスチャネルマーケティング・キャンペーンを展開する予定」)と報じている。根拠となっているのが、マーケティング戦略支援事業を展開するExperian Marketing Services(以下「Experian」)が発表した『2014 Digital Marketer Report』だ。記事によると、タイトル通り、80%のマーケターが今年度中にクロスチャネルマーケティングキャンペーンを展開する予定だという。
なおExperianによると、「クロスチャネルマーケティングキャンペーン=複数のチャネルを統合するキャンペーン」と定義しており、「マルチチャネルマーケティング=複数チャネルで同時に展開するキャンペーン」とは明確に線引きしている。マルチチャネルマーケティングが、個々のチャネルごとに展開するキャンペーンなのに対し、クロスチャネルの鍵を握るのは統合というわけだ。
クロスチャネルマーケティングの展開に当たり、最も大きな課題は、統合すべきデータの品質。調査によると、53%の企業がデータクレンジングを「人手で行っている」と回答。これがデータ品質の原因になっているという。実際、データ品質の低下をもたらす要因について聞いてみたところ、「ヒューマンエラー」と回答したのが59%で最も多く、次いで「内部部門間のコミュニケーション欠如」(31%)、「不適切なデータ戦略」(24%)となっている。
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